色の変化　油絵の挑戦

時々、油絵をやりたいと油絵をやるこどもがいます。

油絵の具のにおいは独特なので苦手な人もいるかもしれません。

Kくんは高校受験の面接の少し前に油絵を描き始めました。

油絵の良さは色を重ねてどんどん色が変えられることです。

キャンバスの上でいろいろな色を重ねて実験していくことができます。

水彩絵具はそういうわけにはいきません。

なので前回アトリエで描いた色が次の日には、

色が変わっていくことがあるかと思います。

Kくんもそうでした。

それは2週間前のKくんの心の色と今日の心の色は違っているからです。

描き始めたときサメは深海の深い深い海底にいるようでした。

ここからぬけだせるのかしら？

と隣でわたしは思いました。

それが面接の前の日に描いたサメは穏やかな緑色の中で口が赤くなり

ことばを発しているようでした。

やるぞ！と言っているようでした。

ヒレも画面からはみだすように描きています。

これなら大丈夫！と隣でわたしは思いました。

Kくんは無事、高校に合格・・・

良かったね

こんどは何色に変わっていくのかな・・・