いろのはの新学期

「いろのは」は小学校と中学校の間の道、ハナミズキ通りにあります。

ハナミズキの花が満開となりさわやかな季節となりました。学校が終わると１年生に始まり、次々とにぎやかに子どもたちが帰ってきます。

 

そんな中、最近S君は良く帰り道にアトリエに寄り、「ただいま～」と言ったり「ちょっといいかな～」と言って用事があるわけではありませんがアトリエを一周して帰っていきます。

 

寄り道はダメなのでしょうがまあまあ、おおめにみてください。わたしは「おかえり～」「どうぞ～」と言って終わり。

 

おかあさんとのやりとりをしている連絡帳を読んで、ふと思ったことがあります。

 

「新学期はいつもおちつきがありません」と書いてありました。

 

そうか。

 

去年も一昨年もこの時期、そんな事があったな。

 

去年Iちゃんは学校をおやすみしている時期があって、学校にまた行き始めた頃、学校から帰ってくると道の向こうから、「ゆきえさ～ん！ゆきえさ～ん！」とわたしが気づくまで叫んでいたっけ。

Iちゃんは大きな声で呼んでいたので、わたしもありったけの声で「おかえり～～～！！」

 

一昨年はY君、道の向こうから、じっとアトリエの窓をしばらく見ていました。わたしが気がついて外にでると無表情、だまっています。

だからわたしもだまってアイコンタクト・・・無言で手を振ります。

 

IちゃんとY君は登下校が道の反対側なので、こっちに渡っては来れないのですよね。

 

そう言えば、石を投げてきた子どももいました。（この子はいろのはの子どもではありません）

 

外に出たらこっちを見ているので５秒くらい見つめ合って、思わず「・・・大丈夫？」と言ってしまいました。

 

今年はどうしているかな？あの子。

 

だんだんと新しいクラスや先生に慣れてきて、そんな出来事もなくなっていきます。

きっとS君も帰り道にわたしをみても素知らぬ顔をして、友だちとぺちゃくちゃ話しながら帰っていくんだろうな。

そして、わたしもほっとするんだろうな・・・と。

 

GW前、アトリエでは・・・

 

わたしに見立てた人形を粘土に閉じ込めたり       

 

クリップで手錠をつくってわたしを捕まえたり

 

新一年生で落ち着かない子どもと「ゆびえのぐ」でねちょねちょして手のマッサージしたり

 

 

 

そんな新学期でした。

 

子どもたちのこころの波を感じています。

 

明日、明後日はアグリフェスタ。遊びに来てくれるかな。