こころのままに・・・

「こころのままに描くんだ！」

意気揚々と入ってきたY君。

そうしていいんだよとお母さんから後押しされたとのこと。

さすが、いろのはと7年来のお付き合いがあるお母さんです。

工作することが多いY君。

来たら画用紙を前にして、イメージトレーニング。

筆に絵の具をつけずに描いていました。

「よし！これだ！」と声をあげて始まりました。

出来上がった作品を満足そうに見て

「これが今の僕のこころなんだ！」

とひとこと。

そう言われれば何も声掛けは必要ないかな。

夜の闇は青に少し黒を足して…

炎の赤は絵の具の色のまま…

相反する構図、対比する色合い、冷静なこころと強いエネルギー

そこに状況を変えようとするかのように投じられるような大きな流れ星。

迎えに来たお母さんに

「ライバル意識を感じるような人が身近にいますか？」

とお聞きすると。。。

「まさに今、そういう心境だと思います」

もちろん、周りで感じる事はかもしれないという憶測でしかありません。

しかし、指示されず描いている子供の作品を身近でみていると

感じるものが多くあります。

子育てをしていると

まったく何を考えてるかわからないという局面も出てきます。

もしかしたら生まれた時から…と感じる人もいるかもしれません。

違った人格を受け入れる事は難しいと感じることもありますが、自由に創作した物をじっと眺めていると少しでも受け入れられることが出てくるかもしれません。

お母さんから想いが汲み取れて嬉しいと。

汲み取れるっていい言葉ですね。