ミニチュア好きの女の子たち
ミニチュア好きの女の子たち
アトリエでも大人気のひのきブロックをつかって人物を作り続けているAちゃん。
クラス替えの前にクラスみんなのひとりひとりを創作していました。
何時間かかったでしょう・・・
時間をかけてつくった紙のランドセル・・・
満足がいくまで、いくら時間をかけてもいいんだから、と声もかけられませんでした。
ある日は一緒に活動していたSちゃんがビーズの形を利用してウサギをつくっていたので並べてみました。
大きさの参考にようじもおいて・・・
ふたりは顔を見合わせてニコッ、ことばはいりません。
つくりだせないものはないと思っているのでは?と感じるMちゃん、
割り箸をけずって作った日本刀・・・ちゃんと鞘におさまるのです。
木のビーズを見せたらそれを利用して、木片をけずって作ったけん玉・・・
もうなにも言えません。。。
「家でもアトリエでもやりたいことがありすぎて時間がたりない」とMちゃん。ほんとに。
持参の道具もミニチュア用。
もう、思う存分やって!
わたしも少し同じ気持ちになろうかな、とミニチュアリースづくり。
でも並べてくっつけただけだから、足元にもおよびません。
自分の好きな創作をとことんやる・・・
そんな時間と空間を提案してきて本当に良かったと子どもたちの作品をみていてしみじみ思うのです。
そしてそこから生み出される子ども達の作品を称賛することは、もしかして容易な事かもしれません。
でも、ふと思うのです。褒められようが褒められまいが関係ないと思っているのでは?と。
そこで自分に向き合い、満足できたかが重要で、人が評価するものではないのでは?と。
ときどき
ひっ!!
私にはなにもいえない・・・
と思う作品に出くわします。
それはとことん自分の創作に没頭し、まわりの評価など関係ないそんな印象を受けるのです。
家、お祭り、野外バーべキューなどミニチュア作品を2年間に渡ってつくりつづけるRちゃん
木の粉を集めて調味料にしたり、よくホットボンドに色付けして細かくして利用していたり
予想がつかず、わたしはなにも言わない方がいいなと思ってしまいます。