卒業~成長のストーリーを感じる時

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卒業~成長のストーリーを感じる時

いろのはのできごと

2019/03/22 卒業~成長のストーリーを感じる時

卒業おめでとうございます。

 

今年いろのはの子どもで小学校を卒業する子どもは3人。

 

Y君は、「卒業までに水泳に集中したい」とひとあし先にいろのはを卒業。

K君は、「入学して何の部活に入るかで、いろのはに続けて通うか決める」

H君は、「剣道部か美術部に入りたいから、それによっていろのはに通う曜日を変えたい」

 

と、それぞれの意思ですすんでいる。

 

少し前にH君のお父様が「どうしてHの人の絵は顔が黒いのかな」とH君に言っていたので、

入会してからの絵の変遷を振り返り、まとめた物をコピーして、お渡しした。

毎回作品を撮って、アルバムとしてお渡ししているが、絵だけ抽出するとまた発見がある。

 

入会時、お母様に「やっとHに合ったアトリエが見つかったのです」と言われたことを今でも思い出す。

面談の時に、幼稚園から今までの作品を持ってきてくれた。

それを見て、私はHくんはこころの中の想いを表現できる人であり、表現することでこころを癒し、

Hくんにとって表現は大切な時間なのだろうと思ったことも思い出した。

 

アトリエに来る前、下のような絵をいっぱい描いているとのこと。

 

 

いろのはに通うことになり9ヶ月は工作に没頭。そして、また描き出した。

針のような手や足の表現が少しずつ変わっていった。色はカラフルになり、人物が増え

 

 

 

 

針のような手や足はおさまり、絵の中にコミュニケーションを表現するものがではじめた。

 

 

 

学校の宿題のポスターで「みんなちがってみんないい」とメッセージを発信。

 

 

 

時々こころが荒れる時もある。でも前のように針型は多くない。

このころ、「ぼくはひとりぼっち」とぽそっと言っていた。

 

 

 

卒業間近、今は花でいっぱい。気になっている女子がいる様子。

 

 

もっとたくさんの絵を描いていて、たどってみると成長のストーリーを感じるのである。

顔が黒い事、口がない事、こんな気持ちなんじゃないかな~と、

私なりに感じたことを親御さんに伝えた。

 

絵を分析するのではなく、少しでもそのこころが理解できて、絵を見て感じる事があり、周りもHくんを見守っているということが大切と思う。

最近の絵は見守られている構図であるように思う。

 

コピーをお渡しした後、入学前に学校のコーディネーターの先生と面談があるので、見せてもいいか聞かれた。

役に立ってくれれば、嬉しい。

 

式は無事に済んだろうか、お父さんもお母さんも今までのいろいろな事を思い起こされたのだろうな。

本当に卒業おめでとう。これからもよろしく。

 

 

 

いろのはあーと
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